オーバーレイについて
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【オーバーレイ】ということばは、最近特にPCなどで画像編集をされる方にとっては馴染みのある用語になってきました。言葉通り「重ねる」という意味を持ちます。
銀工房・沙恵楽での彫金技法の特徴である【オーバーレイ】もまた、下地の銀板に丁寧に図柄を切り抜いた銀板を張り合わせ、凹部にタガネでテクスチュアーをつけ、黒く燻して美しく磨かれた銀色との対比を楽しんで頂く表現技法のひとつです。
ここで実際に製作過程を説明させていただきます。

−オーバーレイ技法によるリングの作り方−
基本的には、私は925シルバーと950シルバーを使っています。
ご存知のように、金や銀はそのままでは柔らかすぎてジュエリーにはむきません。(ただ目的によっては、純銀や純金を使うこともありますが・・・。)
銀は普通銅と混ぜて使用します。そうすることにより硬さが出ますが、混ぜる割合が多すぎると、色も変わり、また硬すぎることにもなり、今度は加工がしにくくなります。そこで一般的には、92.5(スターリング・シルバー)〜 95%のものを使います。
まず、銀板にデザインを描き写します。
上面になる銀板を切り抜きます。それよりも一回り大きめに下面の板を切ります。
ロウづけの際、下面になった部分に銀ロウを置くため、また多少のずれの場合を予想して上面より少し大きめに切っておきます。
*切り抜いたところ、特に切断面はここできれいに成形しておかないと後では取り返しがつきません。
両方の面にフラックスを塗り、切り抜いた2枚をロウ付けします。
ロウ付けした板は、充分酸洗いしてください。
*ロウ付けの方法は置きロウ・指しロウ・・・などの方法があり、つくる人によって方法が違いますので、自分にあったやり方を見つけだしてください。 
上面よりはみ出た下面の部分を切り取り、リングのサイズの長さにカットします。そして丸めて、接合部分をロウ付けします。
このとき、温度を上げすぎて2枚を張り合わせたロウを溶かしてしまわないように注意しましょう。
ロウ付け後は必ず酸洗いします。
酸洗いしている間に、石枠を作っておきます。
既製の枠も売っていますが、石の大きさはそれぞれ微妙に違うので、それぞれの石に合わせて石枠をつくります。
あまりきっちりしすぎると石留めの際に割れる可能性もありますので(石の種類によります)、ほんの少しだけ余裕をみます。
酸洗いが終わったリング部分を、金心棒を使ってサイズ通りに成形します。
そしてヤスリ・ペーパー・シリコンホイールを使って、荒仕上げから中仕上げ、バフ掛けまで仕上げます

リング部分と石枠をロウ付けします。
このとき、石枠がズレないように注意を払いながらロウづけします。

   
凹部分をタガネでテクスチュアーをつけます。
タガネは幅の違うものを自分で何種類も作っておきます。
またつける柄によっては、違う種類のものを作ります。
内面を荒仕上げから完全に仕上げて、表面をバフ仕上げをして磨きます。
ここで重要なのは、角をダレさせないことです。
あまりバフをあてすぎると角がだれて、せっかくのシャープな切り口がなくなってしまうので、慎重に作業します。
綺麗にバフかすをとったあと、石留めをします。
石によっては非常に割れやすいものもあるので、ここが一番緊張するところです。
沙恵楽の作品は比較的覆輪留めが多いため、伏せ込む力を均等にしながら留めていかねばなりません。
伏せ込み部分を綺麗に磨きます。
凹部をイブシ液で、黒くイブシます。
沙恵楽の場合、黒色を強調したいために、2度の燻し作業を行います。
最初は彫金で使う燻し液で燻し、2度目は別の液を塗布して、銀色と黒色の対比をよりはっきりと出しています。
液が完全に乾きましたら、はみ出てイブシてしまった部分を貴金属の磨き布で拭き取ります。
そして最後に柔らかい布で乾拭きをして完成です。
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